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ご質問と回答

防塵・防水性能の保護等級である「IPコード」とは?
IEC(InterNational Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)およびJIS(Japanese Industrial Standards:日本工業規格)では、電子機器の防塵・防水性の等級を以下のように定めています。(IEC144、IEC529 および JIS C 0920)

IP(A)(B)
A:第1特性:防塵(人体および固形物に対する保護等級 0~6)
B:第2特性:防水(水の侵入に対する保護等級 0~8)

第1特性:防塵(人体・固形物体に対する保護等級)
等級 保護の程度 内 容
X 省略 特に保護されていない
0 保護なし
1 手の接近からの保護 直径50mmを超える固形物質(手など)が内部に進入しない
2 指の接近からの保護 直径12mmを超える固形物質(指など)が内部に進入しない
3 工具の先端からの保護 直径2.5mmを超える固形物質(工具など)が内部に進入しない
4 ワイヤーなどからの保護 直径1.0mmを超える固形物質(ワイヤーなど)が内部に進入しない
5 粉塵からの保護 有害な影響を受けるほどの粉塵が内部に進入しない
6 完全な防塵 粉塵が内部に侵入しない
第2特性:防水(人体・固形物体に対する保護等級)
等級 保護の程度 内 容
X 省略 特に保護されていない
0 保護なし
1 防滴I形 鉛直に落下する水滴によって有害な影響を受けない
2 防滴II形 鉛直から15度以内の範囲に落下する水滴によって有害な影響を受けない
3 防雨形 鉛直から60度以内の範囲に落下する水滴によって有害な影響を受けない
4 防沫形 あらゆる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない
5 防噴流形 あらゆる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない
6 耐水形 あらゆる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない
7 防侵形 一定水圧に30分間沈めても有害な影響を受けない
8 水中形 仕様に明記された条件の範囲で継続的に水中に沈めても有害な影響を受けない