1907年(明治40年)創業の銀座山形屋様は、メンズとレディースのオーダーメイドスーツ専門店である。
店舗は全国に33カ所、生産工場は4拠点を保有。国内縫製にこだわった高品質なオーダーメイドスーツを、短納期で提供している。 銀座山形屋様では、約3年前に全店舗のPOS端末を入れ替え、ロジテック製カスタムコントローラ(カスタムPC)を新たにご採用いただいた。
その経緯や運用実態などについて、同社管理部システム課の荒氏と鳩貝氏に伺った。
銀座山形屋
英国スタイルを中心とした銀座流ダンディズムを体現する「銀座山形屋」。レディース・パターンオーダーを取り扱う「MYSTANA(ミスターナ)」。柔らかな着心地と美しい見栄えを両立するイタリア式オーダー「Sartoria Promessa(サルトリア・プロメッサ)。これら3つのブランドを中心に、全国で店舗展開をしています。URL: http://www.ginyama.co.jp/
ポール・マッカートニーも仕立てたという、
老舗のオーダーメイドスーツ専門店
1966年(昭和41年)に初めてビートルズが来日した時には、あのポール・マッカートニーが銀座山形屋様の職人を呼び、スーツを仕立てたという逸話も残っている名店である。
しかし、二代目山形政男氏の代になり、将来における職人不足といった時代の移り変わりを見据えて国内工場を設立。オーダーメイドの高品質なスーツを、工場で縫製する現在の体制を築かれた。
約40年前から、コンピュータを顧客管理に導入
自社開発のPOSソフトをロジテック製カスタムコントローラで運用
導入後3年後でも同じ端末を供給
「当社のようなチェーン店の場合、端末が同じであることはとても重要です。なぜなら、スタッフが転勤になった時に、同じように業務ができないと効率が悪いからです。先日、新店舗ができた時も、導入から3年経っていたにもかかわらず同じ端末を用意していただけたのでとても助かりました」
ロジテックでは、販売する製品の長期安定供給を実現し、お客様の運用コスト削減を目指している。銀座山形屋様に導入3年後も同じ製品を納入できたのもロジテックならではの製品供給体制のなせる技である。汎用メーカーのPCなら、なかなかこうはいかないだろう。
また、現在発売中のカスタムコントローラがいつまで納入できるのかをカタログやWEBサイトで明記している。これにより、ユーザーは現行機種からの切り替えに向けて準備を行うことができる。
糸くずなどが詰まりやすい環境でも、3年間に1度もトラブルなし
「当社のような業種では、糸くずなどが端末の吸排気口に詰まったりしてトラブルになることも多かったんです。その際は、管理部に端末を送ってもらい、修理をして送り返すといった作業が発生しました。それが、1度もトラブルがないので、とても助かっています」と鳩貝氏は話す。
画面を見ながら各店舗への遠隔サポートも可能
管理部システム課 システム係長 鳩貝氏
また、Windowsであるため、操作がわからない時はシステム課から遠隔サポートを行うことも可能。画面を見ながら操作方法を説明できるため、「コミュニケーションが格段にとりやすくなった(鳩貝氏)」という。
111年の歴史を持つ老舗オーダーメイドスーツ専門店。その全国の店頭で、同じくオーダーメイドのロジテック製カスタムコントローラが、日々の業務をサポートしている。