オートオークションの出品車の
車体確認用にZEROSHOCKタブレットが活躍!
耐候性・耐衝撃性の高さと
ラインナップが採用の決め手に

ホンダユーテック ホンダ
オートオークション東京会場様

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オークション会場の一つであるホンダオートオークション東京会場様(東京都立川市)で、
ロジテックのZEROSHOCKタブレットをご採用いただいた。その運用の様子や、採用の理由などについて伺った。

ホンダユーテック ホンダ オートオークション

全国に中古車のオークション会場を6拠点、中古車を販売するオートテラス店3拠点を展開しています。

URL: http://www.honda-uc.com/

全国6会場から出品される中古車に
インターネットを通じて入札

東京都立川市郊外にある、ホンダオートオークション東京会場様。広大な敷地には1,200台もの中古車がずらりと並び、毎週月曜のオークション日を待っている。
オークションに参加できるのは、全国の中古車販売業者等からなる会員の方のみで、インターネットを通じてリアルタイムにセリに参加することができる。
ホンダオートオークション様では、全国にある6会場が連携し、どこにいてもインターネットを通じて全ての中古車のセリに参加することができることが大きな特徴となっている。
その成約率はなんと90%以上。第三者機関による車両検査体制や、ホンダディーラーから集まった中古車である点などが評価されて、お客様からの高い信頼が寄せられていると考えられる。

ディーラーから出品される
データの確認用にタブレットを活用

ご採用いただいたZEROSHOCKタブレット。ハンドストラップに挟んでいるCDは、カーステレオのチェック用。
全国6拠点のうち東京会場には、関東一都六県および新潟県、長野県、山梨県のホンダディーラーから中古車が集まってくる。出品台数は1回あたり平均1200~1300台。つまり、毎週それだけの数の中古車が入れ替わることになる。
通常、オートオークションへ車を出品する時には、出品者から出品票や車両データが提供される。このデータが正しいかどうかを、ホンダユーテック側でも実車でチェックする。この作業に使われているのが、ロジテックのZEROSHOCKタブレットだ。
係員が入庫してきた車を1台ずつ、車体番号・走行距離・装備・瑕疵の状態などが正しいかどうかをチェックしていく。確認できたデータは、LTE回線を通じて基幹システムに即座に反映される。手慣れた係員がチェックすれば5分程度の作業だが、台数が多いだけに作業効率のアップは人件費に大きく影響する。
会場長の吉田氏は、「以前は紙に記録したデータを6名のオペレーターが入力していました。その後、検査データがコンピュータで連携されるようになって2人に減りました。さらに、タブレット端末による入力となってからは1名になりました」とその効果を振り返る。

ZEROSHOCKタブレットを使うことで、
効率がさらにアップ

出品票に書かれている内容が正しいかどうか、現車で1台ずつ確認を行う。屋外に駐車されている車も多い。 出品車の検査は、AIS(Automobile Inspection System)に委託。第三者の専門会社による正確で公正な検査を実施している。 車両の基本的な写真は、専用の撮影室で撮影される。
この作業にタブレット端末を導入したのは5年前のことである。ただ、その当時に使用していたのは一般的なタブレット端末だったため雨などに弱く、カバーを装着すると操作がしにくいという弱点があった。また、バッテリーの持ちも悪く、運用に課題が多かったという。
今回導入いただいたZEROSHOCKタブレットは、耐候性に優れるうえバッテリー交換も可能なため、従来の課題をクリアすることができた。
「雨の日も作業しますし、夏の車内は45℃ぐらいになります。ZEROSHOCKタブレットの耐候性の高さはありがたいですね。また、バッテリーの問題も解決できたので効率が大いに高くなりました」と吉田氏。
高耐久タイプのタブレット端末の採用にあたっては他社製品も候補にのぼったが、ホンダオートオークション東京会場様とロジテックには、以前から取引があり信頼性があったことと、他社製に比べてラインナップが充実しており、用途に合わせたモデルを選択できたため、導入コストを削減できたことが決め手となりご採用いただいた。

お客様の利便性を高めるために、
ICTを使いまだまだ改善を進める

入札会場では入札の様子がリアルタイムに表示される。東京会場出品の車は現車をチェックすることもできる。 自動車の状態や年式、走行距離、瑕疵などが表示された入札画面。出品データはここに表示される。
ホンダオートオークション東京会場様ではPOS(応札機)も用意しており、会員の方は現車の状況を確認したうえで、会場でセリに参加することもできる。しかし、現実にはWEBサイトからの入札が過半数を超えたという。インターネットを使った現在の入札システムを導入して8年になるが、会場長の吉田氏は、ICTを使って改善できるところはまだまだあるという。
「ダメージ箇所をもっとわかりやすく表現するであるとか、こんなナビが付いているとか、こんなホイールが付いているとか、コンテンツをもっとリッチにすることで、出品者と落札者の両方の利便性を上げることはまだまだ可能だと思っています」
タブレットに関しても、音声入力などさまざまな可能性が考えられるという。
「音声入力はどんどん進化しています。文章を入力する時に音声が使えたら、それだけで効率アップにつながります。いま、4K画像の掲載も始めていますが、その車の特徴もタブレットでどんどん撮っていって、現物を見なくても購入できるようにしていきたいですね」
株式会社ホンダユーテック
ホンダオートオークション東京会場
会場長 参与 / 吉田様
インターネットの進化とともに発展してきた、カーオークションの世界。
入札にあたっての判断材料となる出品票には当然のことながら正確さが厳格に求められる。ホンダオートオークション東京会場様での、正確で迅速な出品データの確認作業にZEROSHOCKタブレットは欠かせないデバイスとなっている。
ご採用機器
Logietc ZEROSHOCKタブレット LT-WMTシリーズ
  • 用途に応じて3ラインナップから選択可能
  • 無線WAN内蔵モデル(NTTドコモ版、ソフトバンク版、KDDI(au)版)
  • 耐衝撃落下1.2m試験に合格(非動作時)
  • 防塵防滴設計で、悪条件下でも利用が可能(全面IP65準拠)
  • マイナス10℃~50℃対応で、寒冷地や炎天下でも利用が可能
  • 手袋モード搭載で、建設・物流現場でも利用が可能
  • Azure Certified for IoT認定デバイス(Windows 10モデルのみ)
本事例紹介記事に記載のシステムや数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。

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